JSA 公益社団法人 日本脳卒中協会 The Japan Stroke Association Boehringer Ingelheim

Q3.脳梗塞予防の重要性を理解してもらうためには

A


熊本市民病院 神経内科部長
橋本洋一郎氏

おそらく一番効果があるのはマスコミですね。私たちが一番覚えているのは長島監督のケースです。その前に小渕首相ですね。小渕首相が脳梗塞で亡くなられたときは皆さん「私も脳梗塞が心配」って病院に来られましたね。長島監督が倒れられたときも、皆さん病院にたくさん来られて、有名な方が脳梗塞になると一過性でみんな心配になるんですね。

有名人から心房細動患者様へ脳梗塞にならないためにきちっと予防しましょうと言ってくれるといいのですが。有名な方が宣伝してくれると皆さんちょっと考えてくれるんじゃないかと思っています。今度、良い薬ができたので、心房細動はまずいですね!という何か話題を作って、皆さんたちが自分の脈を測って脈が飛んでいたら病院に行ってみようかなと思うことが何かできないかなと思っています。

もう一つはかかりつけの先生が診察の時に脈を取ってくれること。アメリカのガイドラインでは65歳を超えた方は脈をチェックしましょうと。脈が不整だったら心電図を取りましょうと書いてあるんですね。ある程度の年になったら風邪で受診しても、ちょっと脈を取って問題があれば心電図を取って、心房細動があればガイドライン通りに脳卒中を予防していくと。何か起こってからではなく起こる前に対処する仕組み作りがもっと必要だと思っています。