JSA 公益社団法人 日本脳卒中協会 The Japan Stroke Association Boehringer Ingelheim

心房細動って、どんな病気?

心房細動とは不整脈(心臓が規則正しく拍動できなくなった状態)の一種で、心臓の「心房」と呼ばれる部屋全体がけいれんするように小刻みにふるえ、規則正しい拡張と収縮ができなくなった状態をいいます。
心房細動そのものが、ただちに命を脅かすことはありませんが、心房細動があると、心房内に血のかたまり(血栓)ができて脳梗塞の原因となったり、心臓の機能が低下して心不全が引きおこされたりすることもあります。

心房細動の自覚症状は?

心房細動では、ドキドキする、息切れ、めまい、疲労感などの症状があらわれることがあります。
しかし、無症状のことも多く、定期健診の心電図検査などで初めて見つかる場合も少なくありません。

心房細動がおきたら脈はどうなるの?

心房細動では、特徴的な脈がみられます
心房細動がおきているときに脈にふれると、不規則であったり、弱く数えられないこともあります。
動悸がしたら、脈を確かめてみましょう。

自分自身で脈をチェックする場合は、手首
の親指の付け根部分を3本の指(人差し指、
中指、薬指)を当てて、拍動が規則的かどう
かを確認します。
日本脳卒中協会では、脈の自己チェックの
方法をウェブ上で紹介しています。

「心房細動週間」はこちら

心房細動の原因は?

心房細動は、心臓に病気がある場合だけでなく、
ストレスや不規則な生活習慣が原因で引きおこされることがあります。
このほかにも、加齢、あるいは高血圧、糖尿病、
メタボリック症候群といった病気の合併など、 さまざまな原因が考えられます。


心房細動はどんな人に多いの?

心房細動は、不整脈のなかでも最も多くみられ、
欧米では40歳以上の4人に1人が心房細動を
発症するといわれています。
日本でも、生活習慣の欧米化にともない患者数は増え続け、2005年には定期健診で心房細動が見つかった人は約70万人に上っています。
心房細動は加齢とともにおこりやすくなるため、
高齢者に多くみられるのが特徴です。
今後、さらに高齢化が進む日本では、
心房細動の患者数はますます
増加すると考えられます。